ゴルフ漫画「風の大地」

ゴルフ漫画の傑作「風の大地」は、
ここ鹿沼カントリー倶楽部が舞台になっています。

ゴルフ漫画「風の大地」

南コース練習グリーン脇から見える北コース9番のガードバンカーまで約200ヤード。ここから7番アイアンで狙う。このエピソードは、若き日の坂田プロの姿でもあります。

ゴルフ漫画「風の大地」

作中、主人公・沖田圭介の初コンペが、ここ南コースの1番ティーグラウンドからスタートします。あなたもここで沖田のようにドラマチックなゴルフをお楽しみください。

ゴルフ漫画「風の大地」

「風の大地」の冒頭は
こんな一節から始まります。

春を迎え寒風吹きすさぶ中、
24歳になったひとりの男が、プロゴルファーを目指し
鹿沼カントリー・倶楽部に入った

ご存知の方も多いかと思いますが、「風の大地」は当倶楽部が舞台になっているヒューマンストーリーです。そして、作中では家庭の事情から大学を中退し、生活のために未経験でゴルフの世界に飛び込んだ主人公・沖田圭介が、類稀なる才能とともに成長してゆく姿が描かれています。

そんな中、注目していただきたいのは、当倶楽部が舞台になっているということだけでなく、実際に鹿沼カントリー倶楽部に所属していた人物がモデルとなっているということです。

そう、主人公のモデルでもあり原作者のプロゴルファー坂田信弘さんです。

今や執筆活動やジュニアゴルファーの育成など、多彩な分野で活躍する坂田プロは、京都大学を中退後、陸上自衛隊に入隊。その後、1971年に24才で研修生として鹿沼カントリー倶楽部の門を叩きます。

そして、坂田プロが鹿沼カントリー・倶楽部で過ごした日々が、「風の大地」というストーリーの中で活き活きと語られているのです。

当時、ダントツの飛距離を武器にプロへの道をひた走った坂田プロですが、そんな坂田プロの当時を今も身近に感じられるのが、テラス前にある南コース練習グリーンです。

研修生だった坂田プロは、毎日誰よりも早くコースにやってきては、この練習グリーン脇から北コース9番のバンカーを目標にしてアイアンショットの練習を黙々としていました。手にした7番アイアンで200ヤード先のバンカーをひたすらに狙う、その姿は今でも当時を知る人たちの間では語り草となっています。

このことは作中でも描かれており、今でも来場するプレーヤーを同じ場所、同じ景色で出迎えてくれます。

40年以上の時が流れても
坂田プロとの親交は続いています。

また、作品を彩る個性豊かなキャラクターたちの中に、前長谷川支配人とゆかりの深い人物が長谷川という名前で登場していることも、当倶楽部の歴史から生まれた一コマです。

その後、坂田プロはわずか4年という短い時間でプロテストにトップ合格します。

あれから40年以上。坂田プロは今でも鹿沼カントリー倶楽部を訪れます。

プレーを楽しむため、そして前長谷川支配人と旧交を温めるために。

ジュニアの育成に情熱を注ぐ坂田プロは言います。

「私は子どもの才能は信じないが、努力は信じる。この努力を信じる気持ちは世界のだれにも負けないと思ってきた。」

きっと、研修生時代の坂田プロ、そして「風の大地」の主人公・沖田圭介も、鹿沼カントリー倶楽部で、この熱い思いを育んだに違いありません。そして今も脈々と流れる、そのスピリットをクラブハウスやコースから感じていただけると幸いです。

漫画「風の大地」は、
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