鹿沼カントリー倶楽部は、栃木県では最も多い45ホールが展開されていますが、ゴルフのトップシーズンには、
グリーンスピードを10フィートに維持出来るよう、またグリーンのコンディションが45ホール全て同じになるよう心掛けております。
特に、グリーンのスピード維持には力を入れており、使用グリーンだけではなく、A・B両グリーン共1年を通じて毎日刈り込みします。
刈り高を低くする事で、芝の芽数が増えスピードアップにもつながります。
また、効率的な管理の元、グリーンの維持をする為には、科学的データも欠かす事ができません。
土壌の水分を毎日チェックするだけではなく、葉身分析を行い葉身中の貯蔵養分をチェックしていきます。
葉身分析は、芝の健康状態を確認するだけではなく、予測もできる為、科学的データを重視しつつ芝のベストな状態を把握する事が出来ます。
使用グリーンだけではなく、A・B両グリーン共1年を通じて毎日刈り込みします。トップスタートのお客様が到達される前迄に、作業が終了するよう進めていきます。季節に応じて、乗用3連モアを使用します。
乗用5連ロータリーモアを使用し、刈り込みします。機械が乗り入れできない傾斜の強い場所や、立木周りは刈り払い機を使用し手作業で進めます。
乗用バンカーライダーを使用します。小回りするとデコボコになってしまう為、内側から外側に向かって丁寧に均していきます。急勾配は、レーキを使用します。
乗用3連ティーモアを使用します。季節に応じて週に2回刈り込みします。
フェアウェイ5連リールモアを使用します。毎日9ホールずつ刈り込みします。
お客様のプレー終了後、1年を通じて毎日ホールカップを切り替えます。連日同じ所を使用すると、踏圧により芝が痛むので、離れた場所に切り替えます。
土壌中で不足した栄養を補い、生育を促す為に、施肥(肥料散布)は欠かせない作業になります。
スプリンクラー散水だけでは偏りが生じる為、足りない所は手撒き散水を行います。
コース管理の作業に欠かせない機械を、刃の切れ味、刈り高調整などメカニックを中心に整備していきます。
更新作業の目的は、土壌団結の改善、透水性の回復、酸素供給です。古い土壌の入れ替えと、土壌に酸素を入れる事により、芝の活性化も上がり、水はけもよくなります。夏のダメージを最小限に抑える為の、健全な生育には欠かせない大切な作業の一環です。
鹿沼カントリー倶楽部がオープンしたのは、前回東京でオリンピックが開催された1964年。半世紀に及ぶ長い歴史は、木々を大きく育み、コースに重厚な雰囲気を醸し出しています。また、長い歴史の中で培ったコースメンテナンスの技術に定評があり、各種のゴルフコース評価サイトでも数多くのお褒めの言葉をいただいています。フェアウェイやグリーンの状態をベストに保つだけではなく、コース全体の美観にもこだわり、スタートホールまでの景観や、ティーイングエリア及び周辺の美化も心がけています。是非、コースの美しさも堪能してください
当倶楽部は、開場して50年以上経ちますが、時代の流れやお客様のニーズ、気象条件などに合わせながら、コース管理の業務も変化し現在に至りました。
ゴルフ場の価値は、コースで決まりと言っても過言ではありませんが、芝生は自然の生き物なので、どれだけ作業してもこれで終わりという事がなく、正解がない難易度の高い仕事だと思います。
その反面、ストレスを与えないよう思いやりを持って大切にすれば、ベストな状態を保つことが出来るやりがいのある仕事でもあります。
これからも、地球温暖化による異常気象や、お客様のニーズも変化していくと思いますが、我々コース管理も時代に合わせ進化し続けると共に、お客様に愛され満足していただけるコースを作り上げていけるよう努力していきたいと考えております。
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